2009/5/17 日曜日

やっぱり雨が・・・

Filed under: きょうはなんの日, 仙台弁 — dandolino @ 23:54:41

仙台・青葉まつり、やっぱり雨に祟られました。私は「だてけん」の問題作成に必死で、今年は残念ながら可愛い雀たちを見に行く機会がありませんでした。ところで、すずめ踊りを踊る一団を“祭連(まづら)”といいますが、この「まづら」は仙台弁で「○○ごと」、とか「○○のまま」というような意味に用いられます。仙台文化出版社編の「仙台弁句辞典」から一句引用させていただきます。

露マズラ摘んだイチゴを仏壇サ     吉田 愛子

「仙台弁句辞典」はとても素晴らしい本です。また稿を改めてご紹介させていただきます。(スキャナが故障したので画像もその時に)

2009/4/13 月曜日

心太の語源

Filed under: だてな仙台検定ニュース, 仙台弁 — dandolino @ 23:45:38

テンヨの話題をもう少し引っ張らせていただきます。ウィキペディアの「ところてん」の項を引用すると

一説には、こころぶとと呼ばれ、心太の漢字があてられた。それがこころていと呼ばれるようになり、さらに転じてところてんとなったとされるが、古くは正倉院の書物中に心天と記されている事から奈良時代には既にこころてんまたはところてんと呼ばれていた様である。

としてあります。私はちょっと無理があるような気がしますが、他の資料(書籍・Web)を見ても大方はこの説を採用しています。その中で非常にユニークな説を唱えていらっしゃる方がいます。下の写真をご覧ください。

ところてん

「心」という漢字をだら~んと延ばして「とこ」、「太」は「大」の部分を「ろ」と読ませる。極めつけは「太」の「、」を「てん」と読ませる。それで「心太」が「ところてん」、この方が洒落がきいていて“江戸っ子に受ける→流行る→定着する”と思うのですが。皆さんはいかがでしょうか。

上記の画像使用を快諾してくださったサイト和田的 説・論・随筆・エッセー(メニューから“43)「心太」が「ところてん」になった理由 2004.1.11”を選んでください。)では、従来からの語源についての説も丁寧に解説してあります。是非ご参照ください。和田様ありがとうございます。

2008/12/19 金曜日

おげえずもの

Filed under: ネタ本, 仙台弁 — dandolino @ 23:45:00

先日東北放送ラジオを聴いていたら、「おげえず」または「おげえずもの」という方言のことを話題にしていました。あるリスナーが「小さい頃に結婚披露宴などの宴会のあとは“おげえずもの”が楽しみだったが、皆さんはこの方言を知っていますか。」というものでした。手元の資料で調べましたら、以前紹介した西村源太郎著「笑って仙台弁」上巻にありました。引用させていただきますと、

■おげえずものさげでけえってきた → 折り詰めを下げて帰って来た

とあります。また、似ている言葉として

■おげえす → 内祝い、お返し

がありますが、果たしてこの二つは同じ語源なんでしょうか、もう少し調べないと分かりません。それにしても、周りからどんどん方言が聞かれなくなっていますね。

2008/5/25 日曜日

胸ば張って仙台弁

Filed under: ネタ本, 仙台弁 — dandolino @ 11:46:41

青葉まつりで「祭連(まづら)」という言葉を目にしたので、久々に仙台弁の本の紹介です。書名は「胸ば張って仙台弁」、副題が”ぬくもり伝えるふるさとことば”

胸ば張って仙台弁  著者/後藤 彰三  発行/宝文堂  2001年(平成13)
胸ば張って仙台弁

古本屋さんで手に入れたもので、おそらくはカバーが掛かっていたのではないかと思われます。これも宝文堂発行です。本書は以前に紹介した仙臺方言集や、笑って 仙台弁よりも学術的な本です。著者は仙南地方を中心に長く教育畑で活躍された方で、現在も柴田町強度研究会、仙臺郷土研究会に所属し、柴田町文化財保護委員長を務めておられます。

内容は、ご自身が柴田町の公民館で指導しておられるカルチャー教室の受講生(30代以上)への仙台弁についてのアンケートから始まり、音韻・語法・語彙など詳細に分析されています。詳しくご紹介したいのですが、一つだけ引用させていただきます。

枕草子 第一段 春はあけぼの
 清少納言    後藤彰三訳
春はあけぼの
やうやうしろくなりゆく山ぎは
すこしあかりて
紫立ちたる雲の
ほそくたなびきたる
 
  春はなんつったって明げ方だでば
  だんだん白ぐなっていぐ山と空の境い目が
  ちょぺっと赤みががってきて
  茜(あがね)色の雲がその山のあたりさ
  えろ長(なんが)ぐ浮がんでんのが
  いいんだいっちゃ

2007/9/17 月曜日

 笑って 仙台弁(上・下)

Filed under: ネタ本, 仙台弁 — dandolino @ 23:23:15

皆さんにご紹介したい本がたくさんあるので、「だてけんのネタ本」はカテゴリーを独立させることにしました。右のブロックのカテゴリーメニューから「だてけんのネタ本」を選択していただくと、まとめてご覧になれます。

カテゴリー独立後最初のネタ本は2007/6/25の投稿”ほまち饅頭”でもちょっと紹介した「笑って 仙台弁(上・下)」です。

笑って 仙台弁(上・下)  著者/西村 源太郎
    上下巻とも2002年(平成14)発行 上巻415ページ 下巻358ページ
笑って 仙台弁
笑って 仙台弁(表紙)

ご本人がお描きになったのでしょうか、表紙のイラストが微笑ましいですね。題字も素敵です。著者の人柄が偲ばれます。上下巻合わせて773ページで、1ページに平均40例ほど収録してありますから、収録用例数は実に30,000にもなります。これほどたくさんの仙台弁を集めた本は見たことがありません。まさに労作です。あえて注文をつけさせていただくと、訳に相当する共通語の記述に工夫が欲しいこと。また、中心になる語を基にして見出しを整理すると、もっと使いやすくなるのではないでしょうか。いずれにしても、本当に貴重な本です。下の写真は内容の一部(下巻の24,25ページ)です。

笑って 仙台弁(内容)
笑って 仙台弁(内容)

2007/9/16 日曜日

だてけんのネタ本(その4)

Filed under: ネタ本, 仙台弁 — dandolino @ 1:08:55

前回の投稿から2週間以上間を空けてしまいました。本当に申し訳ありません。言い訳はいたしません。その代わりに面白くてためになる仙台の話をこれからたくさんご投稿しますのでご勘弁を。

さて、あっちこっち道草を食ってばかりいた”だてけんのネタ本”、今回は私の蔵書の中から「仙台弁・仙台方言」についてのものをご紹介します。

ラジオからテレビへとマスメディアが発展、変遷するにつれ、方言はだんだんその色がなくなってきました。前にも書きましたが、私は団塊の世代の尻尾の先くらいの世代です。小中学校の頃には当たり前のように仙台弁を使っていました。今は仙台弁を売りにしている一部のタレントやアナウンサー以外には仙台弁を使うことも聴くことも少なくなりました。

私もこの「だてな仙台検定」を始めていなかったら、いずれ仙台弁を忘れてしまったかもしれません。ホントにいい機会を与えてもらえたと感謝しています。

本題に入りましょう。以前の投稿で何点かは簡単に紹介しましたが、今回は改めて写真付きで紹介します。

仙臺方言集  著者/田村昭  発行/宝文堂
    1951年(昭和26)初版~2001年(平成13)改訂13版

仙臺方言集 仙臺方言集目次
仙臺方言集 目次

だてけんのネタ本(その3)でも紹介した、仙台弁の入門書。何回か改版・改訂版が出ています。私が持っているのは1978年(昭和53)版と2001年(平成13)改訂13版。後者は恐らく最新版だと思いますが、発行元の宝文堂が廃業してしまいましたので、今後どうなることか・・・。ちなみに最新版の価格は税込み350円ですが、書店でもあまり見かけなくなりました。

内容は目次をご覧ください(上の写真をクリックすると別ウィンドウで拡大表示されます)。全84ページで、1章目はいわゆる仙台弁の辞書に相当する部分で、21ページ、収録語数は約600語です。3章目の「仙台方言集」は仙台弁による短い会話を標準語の対訳付きで20題ほど掲載しています。(付録)の東北の方言には宮城県以外の5県の方言が県別に収載されています。

それでは、本書の「仙台方言集」の中から1点だけ引用させていただきます。対訳はなしにすっから、わがんねがったらとっしょりさきぐが、本こ買ってけさいん(対訳は無しにしますので、わからない方はご年配の方にお尋ねになるか本書をお買い求めください)。

「となりのおんッァん、なぬすてんだべね」
「きんな、こすてきたばんだがら、よッくどわがんねげんとも、たぶんがッこのしェんしェだがもわがりんすと」
「そすか、ずえぶんかしェぐすとだねす」
「んだね、んまヽだぎから、ぬわのそうずまであさわはえーべす」
「からださも、なんぼえんだがねす」
「んだね、あんでわ、びョうぎもすえんぺおね」
(原文のまま)

2007/8/25 土曜日

だてけんのネタ本(その3)

Filed under: ネタ本, 仙台弁 — dandolino @ 23:49:06

7月18日付けの”だてけんのネタ本”からずいぶん話が逸れてしまいました。今日は、ちょっと戻って方言の本を紹介しようと思いましたが、ラジオを聴いていたら、TBC東北放送で”仙台弁かるた”を作って販売するというではないですか。読み札は視聴者からの公募だそうです。
TBCのサイト(http://skip.tbc-sendai.co.jp/04anno/TomokoFujisawa/20070820.html)で調べましたら、あの藤沢智子アナウンサが言い出しっぺのようですね。ア行からナ行までの仙台弁が提示されていましたので転記します。TBCのサイトには言葉の意味も載っていますので是非ご覧ください。なお、かるたの読み札応募は9月3日締め切り。思いついたら、FAX、メール、はがきでどうぞということで

メールアドレスは
  karuta@1260.jp
はがきは
 〒980-8668
  東北放送   仙台弁かるた係
FAXは、各番組あて
 ラジオなら
  022-305-1088

へ、奮ってご応募ください。

ちなもに、今日紹介させていただこうと思った本は
  「仙台方言集」(田村 昭著・宝文堂)
でした。ほかにも面白い仙台弁の本が何点かありますので、追って紹介させていただきます。

ナ行までの仙台弁(この言葉を使って読み札を作る)
あっぺっとっぺ
いずい
うそこぎ、うそこぐ
えへーもづ 
おだづもっこ
かつける
ぎりすべ
ぐずらもずら
ごっしゃぐ
されかまね 
ししゃます
すかね
せづ 
そっくりげって
たごまる
ちょす
つんのめる
ではる  
とすけ
なじょすっぺ
にこらかくら 
ぬだぐる
ねっぱす 
のっつぉ

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