仙台輪中 五軒茶屋おまけ
前回紹介した河原町界隈から“五軒茶屋”にまつわるエピソードを少し引用します。
1.対橋楼は元禄8年(1695)に創業する前は御仲下改所(おすあいしたあらためどころ)として広瀬川の渡しの通行税を仕切っていたそうです。
2.対橋楼には客人たちが酔いに任せて描いた「遊藻安(ゆうもあ)」というタイトルの色紙帳が残っているそうです。土井晩翠・阿部次郎・一力次郎(元河北新報社主)・上山草人(俳優)などのユーモア溢れる一品揃いで、往時の息吹が感じられるということです。
3.五軒茶屋の名妓「おみっちゃん」こと高橋みつさんは6歳のときに対橋楼に奉公に出て、10歳のときに、対橋楼の高橋いなさんの養女になりました。いなさんは江戸時代からのさんさ時雨を知るただ一人の人と言われていました。みつさんは、いなさんから「正調さんさ時雨」を引き継ぎ、その芸は土井晩翠や阿部次郎にも贔屓(ひいき)にされたそうです。昭和30年の昭和天皇仙台巡幸の際には,両陛下の御前で「正調さんさ時雨」の独唱を披露したといわれています。惜しくも平成12年になくなられ、広瀬橋の近くにある黄檗宗の禅寺松月山桃源院に眠っています。
南材小学校(仙台市立南材木町小学校)のWebサイトに、五軒茶屋とおみっちゃんの在りし日の写真が紹介されています。
また、郷土史家高倉淳さんのWebサイトで、高橋みつさんの歌う「正調さんさしぐれ」を聴くことができます(著作権は「宮城県教育委員会」だそうです)。
トラックバック URL :

初めてご連絡します。私はおみっちゃん事、高橋美津先生の弟子のひとりです。正調さんさしぐれのおどリを、もう一人の鈴木さんとともに伝承しています。仙台市教育委員会ビデオコンクールへ、踊りとさんさしぐれや先生についてのコメントを制作していただいたものへ出演しています。制作元は南材木小学校です。先生が生前、正調さんさしぐれを絶やさず伝承してほしいとお話されていました。インターネットを見て、一度もご覧になった事がないことを知りました。機会があれば、いつでも踊りますので、お声掛けください。
コメント by 大町正子 — 2009/4/27 月曜日 @ 18:37:58
投稿ありがとうございます。「だてな仙台検定」と「だてけん文録」を主宰・管理している斎藤と
申します。
実は、かつて仙台市教育委員会の依頼を受けて、“おみっちゃん”の「正調さんさしぐれ」を録音した者が私の職場の同僚におります。ただ、音源は市教委に提出してしまって、手元にはないと申しておりました。一体どなたが「正調さんさしぐれ」を伝えていらっしゃるのかと気にはしておりましたところに、この度のお申し出は、うれしく思うと同時に驚いております。
さて、もし宜しければ、仙台市制120周年でもありますし、是非多くの方々に「正調さんさしぐれ」を見て聴いていただくのがいいのではないかと考えたのですがいかがしょうか。もし可能であれば、早速手配させていただきますのでお知らせください。もちろん、いろいろお話もお聞かせ願えれば幸いです。よろしくお願いします。
コメント by dandolino — 2009/4/28 火曜日 @ 2:37:49